2004年ごろの作品<新品>

山口美術織物
「フランス刺繍袋帯」

中世ヨーロッパで流行したフランス刺繍の技術を、京都西陣で帯に転用した逸品。フランス刺繍を生かすための土台作りでプラチナ箔をテープ状に加工して、織りあげるという神業で作り上げた。現在ではこのプラチナをテープ状に加工する技術が失われている。その最高級の土台に中世フランス刺繍の技術を応用してアンティークビーズを刺繍して完成させた帯である。この織物を仕上げるまでに30人近い職人が半年かけて作り上げた逸品である。

特にこの帯で困難であったのは、元々比重の重いプラチナを帯に織り上げるには、フィルム状のものにプラチナを塗り込み、それを0.3㎜に近いぐらいまで糸状に切り、織り上げたものである。西陣には引き箔(ひきばく)と呼ばれる技術があり、それを応用したものであるが本来引箔は紙が原料であるが、紙よりもはるかに軽い箔を糸状に切り、それを手作業で織り込むのは現在では不可能な技術である。

フランス手刺繍袋帯
フランス手刺繍袋帯
フランス手刺繍袋帯

フランス手刺繍袋帯

セール価格¥33,000,000

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Nice Nippon